7月18日は、間伐材の『皮むき』ワークショップをしました。
これが飯能の山から間伐してホヤホヤのヒノキ。まずは先生のお手本から、ノコギリで切り込みを入れたら、竹のヘラで皮をむいてゆきます。
簡単そうに見えたけど..やってみると、意外に力が必要です。
ヘラをぐいぐいと皮の下に食い込ませてはがします。コツをつかむまでが難しい。
力かげんも大切です。皮が破けないように、そーっとむいてゆきます。
節のところは固いので、テコの原理で、小刻みにクイックイッとはがします。
パカっときれいにはがせた瞬間が最高!
みんな上手にはがせました。裏は肌色です。
とれた皮は、放っておくとクルクル丸まった形に乾燥して固まってしまいます。
はがしたらすぐに重しをのせて、平らに積んでおきます。
木肌は白くてツルッツル、水分でしっとり濡れています。
ヒノキのいい香りがして、いつまでもスリスリと触っていたくなる触感。
黒いポチポチは切られた枝の節たち。芯がいっぱいつまっています。
幹の断面を見ると、幹の中心から芯が枝分かれしてゆくのがわかります。
枝も何かに使えそう。ちょっとおみやげを作ってみました。
短く切って皮をむき、ナイフで箸置きやキーホルダーを作ります。
お風呂に入れてもいい入浴剤になります。
おさるのキーホルダーはカフェの渋谷さん作。
とっても充実した3時間でした。木の皮をむくなんて、みなさんはじめてだったと思います。ふつうの工作とはちがって、手先だけではなく、香りや音を楽しみながら五感で作業する感じ、脳にとってもよい刺激をもらいました。
気づくと、取材に来られた雑誌社の方やカフェの店長さんも加わっていました。みなさん暑いなか、どうもありがとうございました。
むいた幹はこれから製材してカモの骨組みに、皮は乾燥させて屋根葺きの材料になります。明日はデッキの塗装もやります、お楽しみに。